2019/9/17第3回関東ゼミ『初心者向けGoogleスケッチアップ』講習会

講師の加藤真哉氏
講師の加藤真哉氏

【日にち】2019年9月17日(火)
【時 間】13:00~16:30(12:30開場)
【場 所】貸し会議室内海
【参加費】会員¥3,000一般¥5,000
【講 師】加藤真哉氏/(株)奥山建設
【定 員】80名(先着順)
【〆 切】9月10日(火)
【内 容】

 

※あくまでも初心者目線で行きます。活用されている方にはあまり有効ではないと思います。

仮内容
①計画敷地の描き起こし
②周辺現況建物の作成、将来予想建物の作成
③日照シミュレーション
④計画建物ボリュームの配置と外形検討
⑤日照取得窓の検討
⑥庇などの日射遮蔽の検討
スケッチアップの効用

建物配置と窓位置やサイズを決める時、パッシブ(日射取得、遮蔽)デザインを建て主さんと共有しながら決めることができます。
方位や周辺建物が計画地の日照にどのような影響を与えるのかを可視化できる事は、設計者のみならず建て主さんにとっても大きな価値判断材料となります。
例えば、敷地の購入を検討する場合、1年を通して日照を可視化できる事で安心して購入に踏み切る事ができます。また、分譲地で周りの建物が未建設の場合でも予想される建物を配置する事で将来の日照を可視化することも可能ですし、周りの建物が大きな建物に建て替わった状況を予想して検討することも可能です。
建て替えで日射取得をもっと良くしたい要望の場合、仮の建物ボリュームを配置して簡単に外形を変化させながら日射取得に都合の良い配置と外形のシミュレーションが可能です。
スケッチアップを手にするまでは、日射のシミュレーションは面倒なので冬至と夏至の南中高度を使った断面だけで想定していましたが、日の出から日の入りまで、微妙な季節まで一目瞭然となります。
そして非常に重要な点は、建て主さんと視覚的に共有できる事です。外皮や設備といったものは性能を上げれば基本的に省エネに結びつきますが、日射取得や日射遮蔽が上手く機能するかは暮らし手の生活行動によります。
建物計画段階からスケッチアップでパッシブデザインを共有する事で、日射取得窓のカーテンを開ける、日射遮蔽スクリーンを下げるといった暮らし手の行動を促すことになると考えます。

 

【当日準備物】
ウィンドウズPCとマウス
当日グーグルスケッチアップのインストールから始めます。
マックも可能ですが、作動の方の保証は出来ません。

【懇親会】近くの居酒屋

講師プロフィール

中学生の頃、違いのわかる男「清家清」のCMに魅了され住宅の設計者を目指す。
昭和が終わり、景気の良さに心迷いゼネコンに就職するも住宅への思い止まず木造専門の設計事務所へすぐ転職、しかしバブル弾けて激動の数年を過ごす。
どうにか木造図面が少し描けるようになり平成6年に工務店に入社するが馴染みのない高気密高断熱住宅に悪戦苦闘、それにも慣れてきた平成11年の震災をきっかけに野池政宏さんと1985の活動に出会い暮らし省エネマイスター取得し拠点活動を始める。
外皮性能のみならずパッシブも意識した住宅造りを推し進めるが、暮らしの省エネを達成する事の難しさに日々悩み続ける。