2015/10/27 第5回関東ゼミ終了しました

第5回関東ゼミ事例発表&検討会終了しました。

 

今回は発表者が4名と少なくなってしまいましたので、急遽広島のプレゼントデザインの川端さんにご自身2013年に受賞したグランプリ作品の発表をインターネット回線につないで現地からやっていただきました。

リハではうまく行っていたのですが、音声が会場全体に聞こえずに折角の素晴らしい発表が一部聞こえなくなってしまったのが残念でした・・・。

現地の発表者トップバッターはささ木暮らし設計の佐々木努さん。

事務局のとりまとめをやりながらの発表資料作成で大変な所、自邸の断熱改修ビフォア実測データ発表をやっていただきました。


ビフォアだけあって温熱性能はかなり悪く、外気温に敏感に反応する結果、つまり、暖房を消すとすぐに温度低下となってしまう状態が顕著に出ていました。

2番手は初発表のもりちかぐみの森本周子さん。

土間と吹き抜けがもたらす温熱環境がどのようなものかを中心に計測した結果を発表いただきました。

辻充孝先生のソフトもしっかり使いこなされていましたね。

3番手もこれまた初発表の春紫建築設計事務所赤川真理さん。

ご自身が手塩にかけて育てているアカアシリクガメの生態系を例えに温熱環境の重要性を説くというツカミで理系のご主人が自分でつくったオリジナルの風速計や温度計を駆使しての考察。

お盆前の猛暑でエアコンを付けずに生活されていて、流石に2階の温度は35℃近くに上昇していてそれでも点けなかったというから赤川さんもお施主さんにエアコンつけてくれと懇願したそうです。

4番手もまたまた初デビュー。コーデザインスタジオの小嶋直さん。

2階にオリジナルの大開口木製サッシやそよ風を装備した家の計測です。

大開口で重量があるため、木製サッシはシングルガラスにしたと。

夏の計測なため、軒も出ているので遮蔽はバッチリだと。あとはこのシングルガラスの日射取得がどれくらい取れて、熱損失がどれくらいか?等々冬の実測もやって次回にまた発表したいと宣言してくれました。

で、最後にわたしも大昔2008年に自立研フォーラムで発表したものをこちらでもお恥ずかしながら発表させていただきました。

今回は4グループ、佐々木班、森本班、赤川班、小嶋班に分かれてグループディスカッション。

各グループからディスカッション概要を発表。

時間もギリギリまで盛り上がり関東ゼミは今年最後を無事終了しまして、懇親会には出席率70%超えで参加いただき、とても楽しい会となりました。

参加者のみなさま、有難うございました。

そして来年の関東ゼミも宜しくお願い致します!