2011/09/06関東ゼミオプションセミナー 住宅のエネルギー性能評価ツールの解説~報告

自立循環型住宅研究会関東ゼミ スキルアップ講習会に参加しました。
今回のスキルアップ講習会は、住宅のエネルギー性能評価ツールの
開発者である辻 充孝さんにツールの解説をしていただきました。

エネルギー性能評価ツールの目的は、
自立循環型住宅と、住宅事業建築主基準を融合させた性能設計評価です。

自立循環型住宅の考え方、住宅事業建築主基準の考え方、
どちらも良いところは数多くあるのですが、どちらか一方では
住宅の性能設計評価として不足する部分が出てきます。
その両方を反映させたのが、エネルギー性能評価ツールです。

講義の中では、辻さんが設計した「小野の長家」を題材として、
どのように設計を進めていったかを話していただきました。

その後、エネルギー消費量の手計算シートを使って、
設計時の一次エネルギー消費量を計算する演習が行われました。


講義終了後、受講者にはエクセルで作成された評価ツールが
配布されました。

私も手計算をやってみましたが、自然エネルギー利用を反映して
一次エネルギー消費量が計算できるということは、どれだけエネルギーを
節約できるかが、やってみる前に机上で計算できて、お施主さんに
説得力ある提案ができるようになるということを改めて実感しました。